野村 雅美展

● 野村 雅美の二日間 6月8日及び9日 野村 雅美展
8日 野村 雅美 Guitar Solo Live
9日 野村 雅美+ 加茂 直明+ 古里 和歌子+ 蒼 浩人
野村氏は画家でもあるギタリスト。二日間であるが自身の絵を二室に展示すると同時に独自の作曲による演奏会を開いた。前代未聞の同一人物による音楽演奏会と絵画の展覧会だが、両方とも素人の域ではない。その絵は、光る線などをイメージできる抽象的な物で、背景の色から浮かび上がり、その背景もよく見ると一色ではなく複雑である。一見、ポップアートのように見えるが歯ブラシなども用いるらしく独自の画法といえ興味深いものだった。その不思議なミニマリズムの抽象画と音数の少ない音楽は関係しているのかもしれない。自作の曲は現代曲の範疇とはいえ、心地よい感じ。興奮というより瞑想的で、アンビエントな楽想で繰り返される旋律は、バッハのカノンにも通じる。彼の音楽に注目する専門家も演奏会に来訪された。
実は、このイベント、ダンサーの空豆氏の企画で共演するはずが、体調を崩され急遽独演会となり、さらに二日目には加茂直明氏、蒼浩人氏、古里和歌子氏のダンス共演となった。

野村雅美

古里和歌子、野村雅美、蒼浩人

野村雅美、加茂直明

古里和歌子


蒼浩人