-サウンドセラピー・音薬(おとぐすり) -  Rynco +Saori

6月15日(土)    -サウンドセラピー・音薬(おとぐすり) -  Rynco +Saori
巨大な壁面に巨大なクジラがゆったり泳ぐ様子が、スライドショーで投影される。まるで深海で実物のクジラを目にしながら音楽を聴いているような幻想に陥る。Ryinco氏のピアノと様々の楽器を自在に駆使するSaori氏の音楽が会場に満ちる。二人の歌を交えたセッションは聞きごたえがあるだけでなく題名のごとく心地がいい。すっかり癒されて、イベントは後半となる。演奏会は一時間をゆうに過ぎ、そろそろ演奏は終わったと思ったのだが、Ryinco氏は観客とトークを始めた。観客から紙に書いたメッセージをもらい、そのイメージを即興で、作詞作曲し、ピアノを弾く。それだけで驚異なのだが、Saori氏もそれに合わせて演奏し歌を歌う。さらに驚く間もなくハプニングが起きた。メッセージを渡した観客が踊りだしたのだ。それらの曲も踊りも見事なものだったが、歌と踊りが完全にシンクロし、終わるのもぴったり。そもそもRyncoとダンスの人は顔を合わせていない。奇跡的出来事が3人以上続き、ダンサーたちはプロの仲間だと推測したが、白昼夢のような出来事だった。



Rynco

Saori